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はひふへんてこです。

 

先日スペースでロピアの話題に触れたら急にロピアに行きたくなったので海沿いのクソいなk…県内屈指の観光地から海なし県こと奈良県まで片道3時間のドライブへ

 

なお、写真は撮ってない?のでご了承ください。

 

ロピアフレスポ桜井店

ロピアフレスポ桜井店(2024.2.13)

昨年12月に新規オープンした奈良県で3店舗目の一番新しい店。和歌山が拠点のスーパーエバグリーンの跡地に出店。実は、名張市で働いていた時は結構な頻度でフレスポ桜井に足を運んで奈良県民のソウルフードの彩華ラーメンを食べに行ってました。当時は混み合う時間帯でもそれなりに駐車場は空いていましたし、テナントも飲食や中古屋に客が入っていてもエバグリーンは確かに客の入りようが良さそうには見えず、紳士服店に関しては入っていく客を見たことすらなかったありさま。が、今日は自分の知っているフレスポ桜井ではなかった。あのそこそこひろい駐車場がほぼ満車状態で、ついには隣の空き地が臨時駐車場として開放されているくらいの繁盛っぷり。

2年半ぶりのロピアにわくわくしながら入店。圧倒的な色とりどりのPOPやサイネージ、各生鮮売場の広さと商品のデカさと単価の安さに再び感動することになりました。というか、ど平日の火曜日だというのにわけわからんくらいの客の多さ。現役リタイヤの年配者はともかく、若い世代も多く入っていて驚き。君たち仕事は?(お前もだろ)

ちなみに自分はお店に入ると他の客の買い物かごを見るというかなり危険な癖があるのですが、もうかご2個3個に山盛りに商品を突っ込んでいる客が多くて何が入っているのか全くわかりませんでした。客単価すっげえ高そうだな。

さて、売場ですが、薬局系のスーパー(だったと思ってる)エバグリーンの跡地ということもあって売り場が結構小さい。でも生鮮3部門の売り場はバチくそにデカかった(小並感)。ワインの品揃えが多そうだったのでこれは担当者のこだわりですかね?そして驚いたことに惣菜の売り場がほとんどなかった…。いや、あるんだけど、壁面に名物のピザと、長机2個分くらいにデカい揚げ物系、あとは冷蔵にサラダがあったのだけど、え?これだけ?っていうくらいの売場でした。まあ、作業場スペースがかなり狭そうだったのでしょうがないのかもしれない。

そうそう、あと明日14日はバレンタインデーなのにチョコを売り込むということは一切していなかった。この我が道をいくやり方、まあロピアでバレンタインチョコ買うかという人はそういなさそうなのでそんなことを訴求するよりこれ買ってくれみたいなやり方の方が確かに理にかなってるな。

 

ちなみに道を挟んだ向かい側にはイオン桜井店があります。本日は火曜日なのでイオン恒例のお得市の日。いくら新店に客が奪われているとはいえこの日は負けられないだろう。と思って見に行ったけど「今日って月曜日だっけ?」と思うくらいの閑散っぷり。これは当分影響がでそうだなあ。(見に行った時間が14時というあまり客が入らない時間だったってのもあります)

 

ロピア大和郡山

2つ目に見に行ったのは2年半前のオープンして1週間ほど経った時に見に行ったことのある大和郡山店。ホームセンターのコーナンの中に入居しているタイプの店です。

驚いたことに見ないうちにだいぶと売場が変わってました。特に青果部の売場は一方通行のワンウェイだったのに今日は他のスーパーと同じような売場配置。そういや桜井もワンウェイじゃなかったけど今はそういうフォーマットで攻めているのかな?もしくは担当者の裁量はここまであるのか?気になりますね。惣菜売場は前に行った時はなんだその値段でその量の丼は!?というコスパ最強弁当が置いてあったけど今日はありませんでした。

客のかごは桜井店よりかは遥かに商品数が少なかった。とはいえ盛り盛り入れている人もちらほら。客数も16時前だったが桜井店よりかは少ない感じ。まあ、落ち着いてきていつもの平日のスーパーって感じなのかな。とはいえ駐車場は結構入っていた。

ちなみにこの店は店頭でチョコ売ってた…

 

ロピアの強みってなんだろう

ひさびさのロピアでかなり満足しました。ここでロピアの強さってなんなのか個人的な感想をつらつらと書いていく。

お店の強みはとにかく「安い!」×「デカい!」=「コスパ良い!」が誰でもわかる商品設定。さらに客単価を上げるためにカップのヨーグルトなどは数個を袋にまとめて売ったりと単価あたりは安いけどレジに行ったらいっぱいお金払うよ!というロピアの特徴的なマーチャンダイズが展開されている。とにかく客単価が上がるような施策が強みになっていると改めて感じた。あとはPOP、サイネージ、コーディネートの訴求の強さ。ロピアはスーパーの中でもディスカウント寄りだと思っているが、ディスカウントにしては店内の鮮やかな訴求は異質な感じ。同じくディスカウントのオーケーは無機質な感じがしたり、ラムーの質素な感じと比べたらその特徴は明らかだと思います。

ストアオペレーション等の面ではどのような強さがあるのか。まずは、水産・畜産の加工工程が少ない、バックヤードがほとんどない、絞ったSKUで単品訴求によるストオペの省力化。これにより時間あたりでの作業量がアップしてそのまま売り上げに反映されるのでこの強みは通常のスーパーに追随を許さない勢いだと思います。(かご車をそのまま売場に出して売ってるのみてたまげた)

店舗網の強さはどうか。元々神奈川県のスーパーなので関東圏は店舗網があるのはもちろん、関西に乗り込んで、大阪府6店舗、奈良県3店舗、兵庫県6店舗、京都府1店舗の計16店舗をどこも買収して増やすのではなく自力で出店したそのサプライチェーンマネジメント。そういや前に行った時は(株)関西ロピアってサーマルシールに記載されていたのに今日行ったら(株)ロピアに変わってましたね。そして、イトーヨーカドーが撤退する北海道・東北地方にも出店を加速させるそのフットワークの軽さは食品スーパーの中では異常なスピードですね。

そして、最近知ったロピアの強み、それは海外研修。これは商人舎(商人舎 | 結城義晴ブログ)というブログで知ったのだがロピアの人材というのは中途入社やスカウトによる部分が多いので元からスーパーを知っている人材が多数を占める。さらにその人たちをアメリカで研修させて本場のチェーンストアを学びそれで得た知識を自分の売場に反映させるというかなり手の込んだ教育を施している。いやあこれは強いわ。正直、個店主義思想の強そうなイメージがあったけど実はチェーンストアの本場アメリカで研修しているなんて。つまり、店内にあるありとあらゆる手法はちゃんと理論をもとに実行されているわけなのかもしれない。

ロピア(OICグループ)は27年度で1兆円、31年度で2兆円の売り上げを目指しているのでこの強みを活かして目標達成に向かっていくと思われます。

 

ロピアに弱点はあるのか?

正直、店舗そのものに弱点があるとはあまり思えない。もちろん、時が経つにつれて並ぶ商品数が減ったり特定の時間に売り場がガタガタだったりするかもだが、それはどの会社のスーパーでもよくある話ですので…

さて、個人的に感じる弱点というには店舗や売場というよりかはロピアの経営手法そのものにあると感じています。各店舗の売場責任者自らが店主で商品を買い付け、価格を決定し販売する。全てを責任者がやっているとは限らないがこれは今のロピアの最大の強みでありそして今後ネックになる要素になると思います。というのも、2023年度の売り上げが約3,400億円、店舗数は現在海外も含めて88店舗。27年度で1兆円を目指すにはあと4年で6,600億円が必要になってくる。3,400億円はグループの売り上げなので単純な計算はできないがそれでも1店舗の年間売り上げは約38億円超。普通のスーパーだったらこれは超大型スーパーであると言っても過言ではない。そうなると、あと4年で160店舗の新規出店(もしくは買収)が必要不可欠となってくる。しかもこれは既存店の売り上げは現状維持であることが前提になる。各売場責任者の判断のみで売り上げ現状維持というのは店舗数が多くなるほど確率的にそれが維持できなくなる店舗数が増えてしまう。そうなると必然的に本部主導のマーチャンダイズで売れる売場作りに変えて売り上げを向上させていくかもしれない。そうなると本来あった個人商店的な強みというのが薄くなってしまう恐れがあるからです。この手法が一体どこまでの規模までなら通用するのかは今後も見て行きたいと思います。

もう一つの懸念点が北海道・東北地方の出店。これはイトーヨーカドーの撤退に伴う新たな入居としてのもの。仙台に1店舗あるとはいえおおまかに言えば新規エリア出店といっても差し支えはない。ここで気になるのはサプライチェーンマネジメント。出店したからって店内に勝手に商品が生えてくるわけではないので新たな物流センターを構築して店舗の損益ではなく会社としての損益分岐点を下げる必要がある。もしかしたらこの店舗譲渡の際にイトーヨーカドーサプライチェーンも含まれている可能性もあるがそもそも撤退の理由が言ってしまえば儲からない=サプライチェーンが崩壊していたということなのでロピアはこれをどう打開するのかが疑問となる。とはいえ、GMSよりSKUもアイテムも少ないのでイトーヨーカドーよりかは損益分岐点は低そうではあるが。物流に関して言えば大手小売は競合と協力してロジの共有化を図るなど奥の手を使ってのコスト削減を行うほどなので、譲渡された店舗だけで運営していくにはコストがかかりすぎな気がしてしまいます。だから今後は北海道・東北地方での新規出店が大幅に増えていくのではないかと推測します。なので、売り上げ目標達成のためにその資金調達がいち早くできる回転差資金調達を行うと思うので当分は現金決済のみで運営していくことになると思います。この時代に現金のみというのは不便そうではあるが同じく店舗拡大中のコスモス薬局も現金のみなので…理論的には間違えていないからここに関しては利用者が受け入れるかどうかって話になっていきます。逆に言えば現金のみであるかぎりは出店を拡大させていくので、キャッシュレス決済が可能となる日というのはつまりは目標を達成したということになるのかな。

 

長々と書きましたが、そういやお前はロピアで何か買ったのか?と言われそうなので買った商品をあげて終わりにしたいと思います。

あ、間違えました!いやぁ、久々の奈良県でしたので行きたかったんですよライフ。

 

ロピアサブレ

こちらを購入いたしました。え?これだけ?しょうがないだろ!独身には商品がデカすぎるんだよ!

 

 

2024.2.14一部文書の修正