へんてこブログ

適当に書く予定

君も渥美信者になりませんか?

商業おたくの皆さん、おたくしてますか?

なに?最近商業施設に行っていない?春で忙しいから?それは残念・・・

でも、通勤通学の時間なら本を読めますよね?店舗巡りができないなら本を読んで知識を蓄えるのも良いでしょう。もし、商業おたくに関わる本なら尚更有意義な時間になりますよね。ということで、チェーンストア理論提唱者、渥美俊一の本を読んで君もチェーンストア理論信者になろう!

以下、自分が買った渥美俊一の本の紹介です。

 

流通革命の真実

まだ半分しか読めてないですがオススメです。(は?)

基本的にチェーンストア理論の実務本だと、アメリカのチェーンストア産業を中心に日本のチェーンストア志向との比較が中心なので本当に小売業に従事している人向けですが、この本は基本的に日本の流通革命を中心にしかも企業や創業者の実名を出しての話が多い印象です。なので、各スーパーに興味がある方、日本の小売業の歴史に興味がある方はかなりオススメできる本です。もしかしたら、創業者が出している本や歴史を調べている上で疑問に思ったことや思想についてのヒントや答え、根拠になりそうです。実務本だときつい言い方であったりやたらファッションについての話が多いがこの本はわりとフランクでクスッと笑える小話も多いので比較的ラクに読めます。

 

21世紀のチェーンストア

もし、流通革命の真実でチェーンストア理論に興味があればまず最初に読んでおきたい本です。ぼくはこの本を読んで脳が破壊されました。流通革命を経て、日本にもチェーンストアが浸透したと思い込んでいましたが、この本を読めばいかに日本が遅れているかが痛感します。とは言え、全部が全部できていないわけではないので、どこまでができていて、どこができていないかをこの本を読めば店舗を巡っている時に確認できそうです。

 

ストアコンパリゾン

さらにチェーンストア理論を知りたいと思ったなら、この本でしょ(断言)

簡単にいえば、店舗視察はこうしないと意味がないよという指南本です。もし、今の店舗巡りに飽きやマンネリを感じたらこの店舗視察を真似ると新たな発見が生まれるかもしれないです。あと、桜井氏との共同著作なので他の実務本よりきつい感じもしないので比較的ラクに読めます。日本のギャルが無理してブランド物を身につけたり、男子大学生が無理してガールフレンドに高級なプレゼントをするのは全部チェーンストア産業になりきれない日本のビッグストアが悪いんです!!嘘だと思ったらこの本読んで下さい。

商品構成

店舗レイアウト

読むと体力持ってかれます。

実を言うと、ストコン、商品構成、レイアウトの本はタイトルを中心に説明はしているものの、渥美俊一先生が言いたいことや伝えたいことは共通しているので、時間や買うお金、読んでて体力を持ってかれても良いよというおたくは読んでみましょう。正直、ここまで読んで理解できたら(さらにその知識で店舗を巡れたら)小売業の管理業務の能力を有していると言っても良いと思います。ここまでできている店舗の社員ってそう多くはないかも・・・(知らんけど)

 

チェーンストアのマネジメント

チェーンストア経営の原則と展望

パラ読みしかしてません(懺悔)

ぶっちゃけ小売業従事者でも経営陣を対象にした本なので、おたくが読む本じゃなさそうです。

新・流通業のための数字に強くなる本

これは、おそらく先ほどの2つの本を現代版に落とし込んだ数値管理を中心とした本です。こっちは断然読みやすいのでオススメです。また、国内の小売業を実名を挙げて数値化しているのでおもしろいはずです。チェーンストア理論の基本や一部をある程度理解できてから読むとどの国内企業ができていて、できていないのか。どの項目だと優秀な数値を出しているのか、なぜ、現金主義の小売があるのか、日本の小売が利益を出せない理由がどこにあるのかがわかります。ちなみに最後のページに載ってるKPI数値はニトリが決算説明資料にいつも載せていますのでそれも併せて見ると面白いと思います。

 

以上。

奇妙のパーフェクトちぇーんすとあ教室

タイトル言いたかっただけです(は?)

今回はそんなクソ長ブログではないです。

 

まあ、チェーンストア理論って一言で言い表すことは結構難しいなあとは思うんですけど、一つ挙げるとすると「ローコストオペレーション」という感じでしょうか?ちなみに多くの食品スーパーは生鮮をインストア加工をしているのでそういう点ではローコストオペレーションとは言いにくいと思ったり。

その点ドラッグストアは、食品スーパーと比べると比較的ローコストオペレーションで運営している気がします。個人的にローコストオペレーションを意識していると思うドラッグストアは「コスモス薬品」「クスリのアオキ」「ゲンキー」あたりであろうか。

何を根拠にローコストオペレーションだと言えるのか?一つは、商品の品出しの容易化にありそう。容易化、つまりは、作業の単純化・標準化ということ。商品の品出し方法が単純でどの店舗でも標準的であるとローコストオペレーションが可能ということ。自分が見た感じだと「コスモス薬品」「クスリのアオキ」はこれを徹底しているように思える。それは、プライスカードを見るとよくわかる。

 

コスモス薬品のプライスカード


皆さんご存知の通り、現金オンリーで店内カメラだらけのコスモス。ちなみに、店内撮影禁止なのはもちろん、敷地内での撮影もダメです。(これは歩道から撮りました)

 

さて、コスモス薬品のプライスカードは大体こんな感じです。

ここで注目してもらいたいのは左下の「基数・棚段・列・F・段数」です。これは、商品をどの棚の、どの棚の高さに置いて、どの位置で、どのくらいの幅をとって、どのくらい積み上げることができるのかを表しているはずです。売り場の写真は撮れませんので巷で流行りのsupermarket simulatorで代用して見て見ましょう。

さすがにここまで欠品・品切れしてるコスモスがあったらブチギレも良いところですが、それではこの写真の右側にあるピンク色のヨーグルトにコスモス流のプライスカードを差し込むと「基数・棚段・列・F・段数」はどうなるか見てみましょう。ただ、2段使って同じ商品を使用しているので(本来ならあり得ない置き方)上から2段目のヨーグルトに差し込むことを想定します。

まず、コスモスの基数というのは、什器やゴンドラの住所という感じです。この場合、ヨーグルトの冷蔵庫は左から2個目(ちょっとややこしいんですけど、一番左は両扉タイプの棚で、ヨーグルトのある冷蔵庫は片開きタイプで左の冷蔵庫の半分サイズです)にあるので、基数=2で表せます。

ついで、棚段はコスモス上から1、2、3と数えますのでこの場合は棚段=2です。

列というのは、例えば一番左の棚の棚段=2にある茶色の袋のチーズは玉子の隣にあります。左から数えるなら玉子は列=1、チーズは列=2で表せます。ヨーグルトはこの場合列=1です。

Fとはフェイス数を指します。ヨーグルトは5個分横に並んでいますのでF=5になります。

段数というのは、商品の積み上げ数です。ヨーグルトは2段重ねで置いてますので段数=2となります。

以上から、コスモス流で表すと「基数・棚段・列・F・段数」は「基数=2 棚段=2 列=1 F=5 段数=2」と表示されるはずです。

 

クスリのアオキのプライスカード

今度は、クスリのアオキでみていきましょう。

 

クスリのアオキの場合は、部門番号とその商品の発注単位らしきものがありました。また、ロケというのはコスモスでいう基数、段積は段数と同じです。なので、先ほどのヨーグルトに当てはめると「ロケ2-03-F5-段積2」いう感じになります。ちなみに、アオキの場合は棚段は下から1、2、3と数えるようです。

 

このようなプライスカードはドラッグストアだけ?

プライスカードに細かい商品の置き方を指定することで誰に聞くこともなく誰でも商品を出すことができるようにこの2社はしています。しかし、他のドラッグストアや食品スーパーでも全くやっていないというわけではないです。似たようなことが書かれている場合がほとんどです。しかし、この2社はほぼ全ての商品にこの指定が記載されています。例外として、コスモスは冷凍食品にはこの指定がありません。だからといって適当に置いているわけではないと思うので、おそらく陳列指示みたいなのが別紙で用意されているのでしょう。アオキは全ての商品に指定が入っていますが、生鮮品に関しては全く守られていないというか指定数があっていない感じでした。

ココカラファインは一部指定されたプライスカードがありますが、ほとんどの棚には記載されていないので陳列指示書で対応してそうです。おそらく、マツキヨココカラ&カンパニーの店舗は単独店もありますが、スーパーのテナントとか店舗によって売り場面積に大きく差があるため店全体で棚を指定するのが困難なのでこのような対応がされているのではないでしょうか。

業界1位のウエルシアはどうかって?今住んでる地域にはないのでこれはここまで読んだあなた方の宿題です。それではさようなら。

 

【注意】

・あくまで自分の推測に過ぎませんので間違えている可能性は大いにあります

・このブログを元に店員に聞いてはいけません(最悪事務所行きです)

・基本的に各社店内撮影は禁止されていますので注意が必要です(最悪事務所行きです)

スーパーの現役店員がsupermarket simulatorをやってみた2

初回プレイから数日・・・

店舗レベルを5くらいから一気に20までアップさせました

 

めちゃくちゃハマってんじゃねーか

 

いや、このゲーム、確かにおもしろい

が、

しかし、

家に帰っても発注・店出ししてるのかなり辛い!!

 

ということで、さっさとこのゲームを終わらせて本来自分が休みの日にやりたいことをしようとおもいます

ということで、このゲームの終着点を

  • ある程度食品スーパーの規模までに成長させる
  • NPCの従業員だけで安定的に運営できる

ちょっと抽象的だけど、これを目標にゲームを進めます

 

レベル20までいくとある程度売り場を拡張できたので、スーパーらしい売り場作りを目指すぞ

チェーンストア理論炸裂!

と、いいたいところだが、じつのところ圧倒的SKU数不足でものすごく中途半端

これがへんてこスーパーの売り場だ!

中通路の棚が空きまくってるぞ!

 

棚空き凹みは見逃さない♪

見やすい売り場で商品訴求♪

前陳!

前出し!

前陳!前出し!フェイスアップ!

ローソンCSほっとステーション 正午です・・・

 

店舗設計図

まず、売り場は四角形であることが原則

店舗レベルを上げると中途半端に売り場が拡張されるがへんに拡張された区画を売り場にすると動線が悪くなるため四角形になるまではもっぱら在庫置き場にしてた

あとは、ゴンドラ等々の什器は直進的に配置すること

言ってしまえば、コンビニみたいな売り場レイアウトですね

凸凹した通路にしたり、什器を斜めに配置することは回遊性を悪くするので厳禁

ちなみにこれは、2020年のイオンスタイル橿原店のレイアウトだ

コーヒー系の棚を3つ斜めに配置しており、一見手前の商品が迫り来る感じがして良い感じに見えるが真ん中の棚が半分隠れて商品が見えづらくなっている。さらに、通路が狭くなりすれ違いに苦労するレイアウトとなっている

半年後に訪れた時には直進的な売り場に戻っていた

今度は客動線について

本来ならば出入り口から垂直方向に主通路を設計したかったが売り場拡張が左側からだったのでコンビニっぽいレイアウトに・・・

主通路に訴求力の高い商品を配置することで、客を誘導する

ちなみに、客動線を店側の都合に強制的に誘導する一方通行(ワンウェイ)の売り場というのはやはり客に強制感を与えるため今ではほとんど採用されていないとか

 

商品の配置方法について

スーパーには磁石という概念がある

ここで言う磁石というのは客を釘つけにする商品、売り場のことを指す

今回は第一磁石、第二磁石のみを設定

第一磁石は緑で囲った飲料系・ノンフーズ系に設定

第一磁石では購買頻度が高い商品や華やかな商品を置くことになっている現状のレベルだと飲料とノンフーズ系が比較的新しく入荷した商品なので、まあ華やかな商品である判断

ノンフーズが購買頻度が高いとは現実世界ではありえないがこのゲームではしょっちゅうトイレットペーパーを買ってくれる(しかも粗利$4も取れる)ので迷わず突っ込んだ

トイレットペーパーやけにでかくないか?

ここからは私の推理にはなってしまうんですが、ここの住人はおそらく

クソでかい力士が住んでるんだと思いますね

な店」

 

第二磁石は黄色で囲ったたまごだ

第二磁石はこの店の中でも最もホットな商品を置くことになるが、ここのゲームでは別に季節性商品や新商品、そして今のレベルだと生鮮品がないためたまごの価格を下げて無理やりホットアイテムとしている

こんな感じで客動線を誘導していきます

あ、ちなみに価格設定は市場価格よりは安いのはもちろん、端数を¢8にしていかにもスーパーっぽくしてます(現役店員謎のこだわり)

 

あとは商品の置き方

皆さんはどちらの売り場が良いですか?

小麦粉は現在2アイテム存在していますが、前者のように同一アイテムを縦に置くか、後者のように横に置くか

このゲームの場合、小麦粉は1ケースで8パック納品、1棚4フェイスが納品時の最低陳列量だ

これを4ケース分置く場合、ゴンドラを一つ分埋めることになる。現実ではゴンドラを一つ同じ商品で埋めるのは、エンドという売り込み商品を置く第三磁石売り場で採用されることが多い。つまり、単品で売り込んでいるなと直感的にわかるのがこの縦割陳列となる。

が、今回はエンド売り場ではなく定番棚なので、正直どっちでも良い。だけど、自分は前者の売り場を選択。というのも、やはりエンド売り場を設定できない(フロアが狭すぎる)以上定番売り場で売り込みをせざるを得ないからだ。

あ、この写真の奥の粉糖2アイテムと油・オリーブオイルをゴンドラ2つ使って、例えば下段にA粉糖、2段目にB粉糖、3段目にオリーブオイル、上段に油という置き方はアウト!これは、粉糖は粉糖売り場として1ゴンドラ分、油・オリーブオイル売り場として1ゴンドラ分で分けた方がしっかりと分類された感じがして見やすい売り場になるからだ。

ちなみに、このゲームはyoutubeで流行ってるらしく、競合店調査として色々な店を見て回ったが、まあ同一アイテムをゴンドラ2つ分使って横一列に並べて上段や下段に全く分類が異なる商品を横一列に置いている店が多かったな。

勝ったな!(炎上)

いや、お前入り口付近の棚、ライスとパンを同一棚つかってるぢゃん!人のこと言えんだろ・・・一応、主食という分類で囲った(言い訳)

 

あと、どうしてもエンド作りたくて、発注画面みてたんだけど、ゴンドラの発注が2ゴンドラしかなくて1ゴンドラがないので作れない(アップグレードでエンド棚作ってくれ!)

そこで、左下の小さなラックというのがあったので、これをエンド棚代わりにしようとして発注したんだけど・・・

デカすぎるだろ!!

なんだよ小さなラックって?やっぱここの住人

クソでかい力士が住んでるんだと思いますね

後で調べたら、これ店の隣にあるストレージ、まあバックヤードですかね、そこで使うみたいです。。。

いやあ、ぶっちゃけこの規模の店ならバックヤードいらんだろ・・・

必要な商品分だけ発注して売り場に置いておいた方が現金の節約になるし、スーパーで働いているなら一度は聞く「在庫減らせ!!」をこんなゲームにまで言いたくありませんし・・・

 

 

ああ、そういやGWの発注そろそろあるやん!(絶望)

こいついっつも発注してんな

スーパーの現役店員がsupermarket simulatorをやってみた

 

勝てるだろ・・・

 

勝てるだろコレ!!!

だって、食品スーパーに入社して7年くらい経ってるよ!

学生バイトもスーパーだったからこの業界に10年は入り浸ってるぞ!

負けるわけがない(勝利条件なんだよ)

 

スーパーじゃないだろこれ!!

什器がなさすぎるっ!!!

いや、まあここからスーパーを造っていくゲームだから仕方ないか

でも「お前、現役店員なのはわかったけど、店のオペレーションと経営は違うぞ」という声も聞こえてきそうだ

確かにそうだ

いくら入社時の研修で社内資格のチェッカー検定を同期唯一満点合格したからといってスーパーの経営ができるとは限らない

ただし、スーパーの経営には必勝法がある!

そしてその方法を自分は手に取るようにわかる

なぜなら、supermarket simulatorの経営参考書を持っているからだ!

そんなわけないだろ!いい加減にしろと言われそうだがここに証拠写真を載せてあげよう

 

勝っただろ(2回目)

これがsupermarket simulatorガチ勢だ!

とりあえずパスタ5個を発注

これで手持ちの金が無くなった

発注確定と同時に納品!?

脅威の爆速サプライチェーン

ただし直置き納品

 

というかパスタ5個って5パックじゃなくて5ケースなのかよ!(アホ)

初日から誤発注やらかしたぞこいつ

さっきまで勝てるとかほざいてたのにやったぞ

しょーがねーだろグロサリーの発注単価知らないもん1発注なら1パックでしょ(アウトパック惣菜発注担当並感想)

1アイテム1SKUのみ販売

スーパーなのかこれ?

レジ応援お願いします!

Help! I need somebody

Help! Not just anybody

Help! You know I need someone Help!

従業員は第一体制でお願いします

 

収入が現金かカード

でもカード払いでも本日入金だったからこれはクレカじゃなくてデビットカード払いの可能性が高い

あと店舗宛の請求と賃料の支払いは何日か伸ばせるみたいだな

ん?ということは支払いサイトを延ばせるわけだな・・・

回転差資金調達可能ってことか!

めっちゃチェーンストアじゃんこのゲーム!

なんかやたらダンボールに対するコマンド多くて無駄にリアリティあったし実は開発者は元店員か?

 

何日かしてだいぶとスーパーらしくなってきた

今月の売り込み商品は紅茶とコーヒー!(勝手に決めた)

いいか?棚に対して同一アイテムは縦で並べるんだぞ(縦割り)

 

店規模アップグレードしたら看板が赤くなった

マック○バリュかな?

ってか入り口が真ん中とか動線悪すぎだろ・・・

 

ということで、ゲーム時間内で3日ほどまで遊びました

続けるかどうかはやる気次第です

だって、なんでスーパーの仕事終えて家帰ったらまたスーパーの仕事しなきゃいけないんだよ!超勤手当寄越せ!!

ヨーカドー行ってきました。めっちゃ詳しく書いてます。(大嘘)

ヨーカドーを訪ねて三千里

生まれも育ちも三重県の私、へんてこにとって「イトーヨーカドー」というのはテレビやネットでしか見たことのない総合スーパーという印象なのだ。X(旧Twitter)でどれだけヨーカドーについて話しても行ったことがなければなんの説得力もない。ということで、行ってきました。イトーヨーカドー知多店。

イトーヨーカドー知多店とセブンイレブン知多新知店の看板

ちなみにこの写真をカメラで撮ってたらガードマンに「何撮ってるんですか?店内撮影はやめてね」と釘を刺されました。大丈夫です、店内はカメラで撮ってませんので。

 

よくあるいたって普通の総合スーパー

普通のスーパーだなぁという印象だった。別にこれは悪い意味は全くない。確かに、今までヨーカドーを利用したこのない自分にとってコンビニでしか見たことのないPB「セブンプレミアム」がたくさんあって驚いたがいたって普通のスーパーだった。普通のスーパーなので普段使いがしやすい。つまり常連客も多いことだろう。実際、平日昼に見に行ったが店内は結構な客で賑わっていた。

マーチャンダイズもしっかりとしていた。チラシ?なのか大相撲春場所とタイアップした売場展開でどの部門も大相撲のPOPを全面にだして店全体でまとまった展開もできていたのでやはりしっかりとしている。こういうのでいいんだよ、こういうので。(謎の上から目線)

イトーヨーカドー知多店

 

地方を中心に撤退するヨーカドー

とは言え、ヨーカドーは東北・北海道からは完全撤退することになる。店舗後継としては普通のスーパーとは180度いや540度ちがうロピアが入居するなど一時期話題となった。今のところ、愛知県の店舗を含む東海地方3店舗の撤退は発表されていないが一体どうなることか。

まあその辺の話は

「大量閉店」イトーヨーカ堂の運命を握る店の正体 時代の流れには勝てなかった総合スーパーの転機 | 百貨店・量販店・総合スーパー | 東洋経済オンライン

ここで詳しく書かれているのでこのブログでは何も言いません。とは言え、かつて日本のいたる場所に出店していたナショナルチェーンがリージョナルチェーン、もし本当に首都圏でのみ継続となればローカルチェーンへと縮小することになる。

厳しい環境におかれているスーパーだが、実は4年連続で市場自体は伸びていることはご存知だろうか?コロナ禍でスーパーが見直されたりしたということもあるだろうが、大きな要因としては値上げによる市場拡大だ。無論、人件費や原価も上昇しているため決して利益が出る値上げというわけではない。

しかし、そんな厳しい環境のスーパーよりもさらに厳しい店舗運営型の市場があることをご存知だろうか?2021年の市場規模が14.6兆円で、9年連続市場規模縮小、5年前の規模に比べて約7〜8兆円も市場規模を落としたスーパーみたいな必需品を売っているわけではなくぶっちゃけ存在しなくても生きていく分には全く問題のない市場を・・・

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偏食生活へんてこロハス

あいうえあいらぶ らぶらぶらりるれ♪

はひふへんてこです。

 

先日スペースでロピアの話題に触れたら急にロピアに行きたくなったので海沿いのクソいなk…県内屈指の観光地から海なし県こと奈良県まで片道3時間のドライブへ

 

なお、写真は撮ってない?のでご了承ください。

 

ロピアフレスポ桜井店

ロピアフレスポ桜井店(2024.2.13)

昨年12月に新規オープンした奈良県で3店舗目の一番新しい店。和歌山が拠点のスーパーエバグリーンの跡地に出店。実は、名張市で働いていた時は結構な頻度でフレスポ桜井に足を運んで奈良県民のソウルフードの彩華ラーメンを食べに行ってました。当時は混み合う時間帯でもそれなりに駐車場は空いていましたし、テナントも飲食や中古屋に客が入っていてもエバグリーンは確かに客の入りようが良さそうには見えず、紳士服店に関しては入っていく客を見たことすらなかったありさま。が、今日は自分の知っているフレスポ桜井ではなかった。あのそこそこひろい駐車場がほぼ満車状態で、ついには隣の空き地が臨時駐車場として開放されているくらいの繁盛っぷり。

2年半ぶりのロピアにわくわくしながら入店。圧倒的な色とりどりのPOPやサイネージ、各生鮮売場の広さと商品のデカさと単価の安さに再び感動することになりました。というか、ど平日の火曜日だというのにわけわからんくらいの客の多さ。現役リタイヤの年配者はともかく、若い世代も多く入っていて驚き。君たち仕事は?(お前もだろ)

ちなみに自分はお店に入ると他の客の買い物かごを見るというかなり危険な癖があるのですが、もうかご2個3個に山盛りに商品を突っ込んでいる客が多くて何が入っているのか全くわかりませんでした。客単価すっげえ高そうだな。

さて、売場ですが、薬局系のスーパー(だったと思ってる)エバグリーンの跡地ということもあって売り場が結構小さい。でも生鮮3部門の売り場はバチくそにデカかった(小並感)。ワインの品揃えが多そうだったのでこれは担当者のこだわりですかね?そして驚いたことに惣菜の売り場がほとんどなかった…。いや、あるんだけど、壁面に名物のピザと、長机2個分くらいにデカい揚げ物系、あとは冷蔵にサラダがあったのだけど、え?これだけ?っていうくらいの売場でした。まあ、作業場スペースがかなり狭そうだったのでしょうがないのかもしれない。

そうそう、あと明日14日はバレンタインデーなのにチョコを売り込むということは一切していなかった。この我が道をいくやり方、まあロピアでバレンタインチョコ買うかという人はそういなさそうなのでそんなことを訴求するよりこれ買ってくれみたいなやり方の方が確かに理にかなってるな。

 

ちなみに道を挟んだ向かい側にはイオン桜井店があります。本日は火曜日なのでイオン恒例のお得市の日。いくら新店に客が奪われているとはいえこの日は負けられないだろう。と思って見に行ったけど「今日って月曜日だっけ?」と思うくらいの閑散っぷり。これは当分影響がでそうだなあ。(見に行った時間が14時というあまり客が入らない時間だったってのもあります)

 

ロピア大和郡山

2つ目に見に行ったのは2年半前のオープンして1週間ほど経った時に見に行ったことのある大和郡山店。ホームセンターのコーナンの中に入居しているタイプの店です。

驚いたことに見ないうちにだいぶと売場が変わってました。特に青果部の売場は一方通行のワンウェイだったのに今日は他のスーパーと同じような売場配置。そういや桜井もワンウェイじゃなかったけど今はそういうフォーマットで攻めているのかな?もしくは担当者の裁量はここまであるのか?気になりますね。惣菜売場は前に行った時はなんだその値段でその量の丼は!?というコスパ最強弁当が置いてあったけど今日はありませんでした。

客のかごは桜井店よりかは遥かに商品数が少なかった。とはいえ盛り盛り入れている人もちらほら。客数も16時前だったが桜井店よりかは少ない感じ。まあ、落ち着いてきていつもの平日のスーパーって感じなのかな。とはいえ駐車場は結構入っていた。

ちなみにこの店は店頭でチョコ売ってた…

 

ロピアの強みってなんだろう

ひさびさのロピアでかなり満足しました。ここでロピアの強さってなんなのか個人的な感想をつらつらと書いていく。

お店の強みはとにかく「安い!」×「デカい!」=「コスパ良い!」が誰でもわかる商品設定。さらに客単価を上げるためにカップのヨーグルトなどは数個を袋にまとめて売ったりと単価あたりは安いけどレジに行ったらいっぱいお金払うよ!というロピアの特徴的なマーチャンダイズが展開されている。とにかく客単価が上がるような施策が強みになっていると改めて感じた。あとはPOP、サイネージ、コーディネートの訴求の強さ。ロピアはスーパーの中でもディスカウント寄りだと思っているが、ディスカウントにしては店内の鮮やかな訴求は異質な感じ。同じくディスカウントのオーケーは無機質な感じがしたり、ラムーの質素な感じと比べたらその特徴は明らかだと思います。

ストアオペレーション等の面ではどのような強さがあるのか。まずは、水産・畜産の加工工程が少ない、バックヤードがほとんどない、絞ったSKUで単品訴求によるストオペの省力化。これにより時間あたりでの作業量がアップしてそのまま売り上げに反映されるのでこの強みは通常のスーパーに追随を許さない勢いだと思います。(かご車をそのまま売場に出して売ってるのみてたまげた)

店舗網の強さはどうか。元々神奈川県のスーパーなので関東圏は店舗網があるのはもちろん、関西に乗り込んで、大阪府6店舗、奈良県3店舗、兵庫県6店舗、京都府1店舗の計16店舗をどこも買収して増やすのではなく自力で出店したそのサプライチェーンマネジメント。そういや前に行った時は(株)関西ロピアってサーマルシールに記載されていたのに今日行ったら(株)ロピアに変わってましたね。そして、イトーヨーカドーが撤退する北海道・東北地方にも出店を加速させるそのフットワークの軽さは食品スーパーの中では異常なスピードですね。

そして、最近知ったロピアの強み、それは海外研修。これは商人舎(商人舎 | 結城義晴ブログ)というブログで知ったのだがロピアの人材というのは中途入社やスカウトによる部分が多いので元からスーパーを知っている人材が多数を占める。さらにその人たちをアメリカで研修させて本場のチェーンストアを学びそれで得た知識を自分の売場に反映させるというかなり手の込んだ教育を施している。いやあこれは強いわ。正直、個店主義思想の強そうなイメージがあったけど実はチェーンストアの本場アメリカで研修しているなんて。つまり、店内にあるありとあらゆる手法はちゃんと理論をもとに実行されているわけなのかもしれない。

ロピア(OICグループ)は27年度で1兆円、31年度で2兆円の売り上げを目指しているのでこの強みを活かして目標達成に向かっていくと思われます。

 

ロピアに弱点はあるのか?

正直、店舗そのものに弱点があるとはあまり思えない。もちろん、時が経つにつれて並ぶ商品数が減ったり特定の時間に売り場がガタガタだったりするかもだが、それはどの会社のスーパーでもよくある話ですので…

さて、個人的に感じる弱点というには店舗や売場というよりかはロピアの経営手法そのものにあると感じています。各店舗の売場責任者自らが店主で商品を買い付け、価格を決定し販売する。全てを責任者がやっているとは限らないがこれは今のロピアの最大の強みでありそして今後ネックになる要素になると思います。というのも、2023年度の売り上げが約3,400億円、店舗数は現在海外も含めて88店舗。27年度で1兆円を目指すにはあと4年で6,600億円が必要になってくる。3,400億円はグループの売り上げなので単純な計算はできないがそれでも1店舗の年間売り上げは約38億円超。普通のスーパーだったらこれは超大型スーパーであると言っても過言ではない。そうなると、あと4年で160店舗の新規出店(もしくは買収)が必要不可欠となってくる。しかもこれは既存店の売り上げは現状維持であることが前提になる。各売場責任者の判断のみで売り上げ現状維持というのは店舗数が多くなるほど確率的にそれが維持できなくなる店舗数が増えてしまう。そうなると必然的に本部主導のマーチャンダイズで売れる売場作りに変えて売り上げを向上させていくかもしれない。そうなると本来あった個人商店的な強みというのが薄くなってしまう恐れがあるからです。この手法が一体どこまでの規模までなら通用するのかは今後も見て行きたいと思います。

もう一つの懸念点が北海道・東北地方の出店。これはイトーヨーカドーの撤退に伴う新たな入居としてのもの。仙台に1店舗あるとはいえおおまかに言えば新規エリア出店といっても差し支えはない。ここで気になるのはサプライチェーンマネジメント。出店したからって店内に勝手に商品が生えてくるわけではないので新たな物流センターを構築して店舗の損益ではなく会社としての損益分岐点を下げる必要がある。もしかしたらこの店舗譲渡の際にイトーヨーカドーサプライチェーンも含まれている可能性もあるがそもそも撤退の理由が言ってしまえば儲からない=サプライチェーンが崩壊していたということなのでロピアはこれをどう打開するのかが疑問となる。とはいえ、GMSよりSKUもアイテムも少ないのでイトーヨーカドーよりかは損益分岐点は低そうではあるが。物流に関して言えば大手小売は競合と協力してロジの共有化を図るなど奥の手を使ってのコスト削減を行うほどなので、譲渡された店舗だけで運営していくにはコストがかかりすぎな気がしてしまいます。だから今後は北海道・東北地方での新規出店が大幅に増えていくのではないかと推測します。なので、売り上げ目標達成のためにその資金調達がいち早くできる回転差資金調達を行うと思うので当分は現金決済のみで運営していくことになると思います。この時代に現金のみというのは不便そうではあるが同じく店舗拡大中のコスモス薬局も現金のみなので…理論的には間違えていないからここに関しては利用者が受け入れるかどうかって話になっていきます。逆に言えば現金のみであるかぎりは出店を拡大させていくので、キャッシュレス決済が可能となる日というのはつまりは目標を達成したということになるのかな。

 

長々と書きましたが、そういやお前はロピアで何か買ったのか?と言われそうなので買った商品をあげて終わりにしたいと思います。

あ、間違えました!いやぁ、久々の奈良県でしたので行きたかったんですよライフ。

 

ロピアサブレ

こちらを購入いたしました。え?これだけ?しょうがないだろ!独身には商品がデカすぎるんだよ!

 

 

2024.2.14一部文書の修正

客数増加は担当者レベルでは不可能なのか?

クリスマス商戦お疲れさまです。久々のブログです。

 

今回はどちらかというと備忘録的なブログになりそうです。

 

題名の客数増加は担当者レベルでは不可能なのか?とは、部門担当者レベルで店の客数を増やすことができるのかという疑問です。

客商売の売上の基本は「客数×客単価(=一品単価×買上点数)」であることは商業知識がある人や現役のスーパー店員なら当たり前の話ですね。さて、担当者は売上の向上に努めるにあたり客数と客単価どちらを上げるべきか。ほとんどの人は客単価だと答えると思います。と言うか自分もそう答えます。というのも、客単価というのは「一品単価×買上点数」で求めることのできる数字なので、例えば実は機会ロスをしている高単価商品の発注・製造を増やす、逆に買い求めやすい低単価の商品を多く発注・製造することで買上点数を増やすといったコントロールができるから。当たり前と言えば当たり前の話。

そして、客数の増加に関してはどうか?もちろん先ほどの買上点数の修正で客から支持されることでリピーターが増えて客数が増加というのもあるにはあると思う。が、それ以上に客数というのは店舗の立地、店舗・運営会社のMD施策でほぼ決まってくると思います。その上で客が店舗の立地やMD施策に影響されて買い物に来るという構図になるのでここに末端の担当者店員が出る幕はほとんどないはずです。

と言うのが持論なので客数の増加は自分には全く関係ない。今居る客にリピートして貰えるように営業部や商品部から来るMDに必死に応えるというのが自分なりの答えかなと思ってました。

 

で、今は出来たてホヤホヤ新店舗に身を置いているのですが、色々と目まぐるしい仕事をこなしている訳ですがその中でふと思った事がもしかしたら担当者レベルでも客数を増やす方法があるのでは?というある仮説を思いついた訳です。(いや、多分というか絶対この仮説はもう既に実践されてるんだろうけど…)

説明をいろいろ割愛させて貰いますが、スーパー業界で客数を増やすというのは単純な話、競合から客を奪うのとほぼ同義になります。そしてそれは担当者レベルでは無理だと言うのが当たり前です。なぜなら客数はその店舗の立地とMD施策の上で客が店を選んでるから。でも、よく考えたら立地は変えることは出来ないがMD施策の点ではもしかしたら担当者レベルでなんとか切り崩す事ができるのではないかと言う仮説を思いついたという訳です。

というか、そもそも客数増加施策というのは対抗チラシや商品の同質化戦略といった企業間や店舗間競争によるもので担当者間ではあまり起きてるとは思えない。そもそも担当者はただの労働者だからそんなクソ面倒な事をしてもしなくても給料は変わらないので極力そういうのはやりたくないというのが実態な気もするし。話を戻すが、この企業間店舗間で競争する事で客数の増加を狙う訳ですが個人的にはこれに抜群の効果があるとはあまり思っていません。

なぜ効果がないと思うか。それは、客は立地とMD施策の上で店を選んでそれで生活しているので競合から客を奪うというのは客の生活を変える事と同じだから。生活を変えるというのは大変なスイッチングコストだからそうそう変えることはできないはず。

でもこのスイッチングコストを大きく下げる事ができるのが競合のMD施策の実施度合いを下げることにあるのではと思ったわけです。客はその店のMD施策を支持して来店しているのに行ってみたらその実施度合いが下がっていて不満を思うようになれば自店に寝返ってくれるのではという仮説です。そしてそれは担当者レベルでできるのではというかことです。

自分もそうだけど隣に新しい店が出来た、改装されたとして視察には行くがじゃあそれで明日から自分の売り場を大幅に変えるかと言えばそんなことはしない。せいぜい製造や発注数をちょっと増減させるくらいでSKUやアイテムの数を増減することはない。でも、店長やその上の人たちは違う。あっちの店はこれを置いてたから作れないか?発注できないか?とあれこれ注文が入る。そうすると今までのMD施策が崩れる。ここにポイントがあるような気がしてきた訳ですよ。でもこれだけではまだ弱い。もっと担当者レベルで切り崩せる方法がある。

それはいつも通りに売れていなくて値引・廃棄が大量に増えてしまったという事実を作らせること。値引・廃棄が増えると当然数字が悪化するので担当者としては商品を絞り込む事で修正をかけようとするはず。これは確実にそして大幅に競合のMD施策を崩すことが可能になるはず。

ではどうやってこのような事実を作らせるか。これについてはものすごく簡単な話で、競合よりも大量に商品を陳列してそして大量に値引するなどして安く売ってしまう事。これをひたすら繰り返して競合の需要を減らす事で競合店のMD施策を崩してやるという手法。これは理論上は担当者レベルで可能になる。MD施策を実際に手足を使ってやるのは担当者だからむしろこの方法が最も自店の客数を増やす方法なのでは?という新たな知見を得た訳です。(絶対既出だし、多分そのための対抗チラシなのかも知れないが)

ただし、このやり方にはかなりのデメリットがあるわけで…それは自店も値引・廃棄で数字を大幅に悪くするということ。正直この手法は既存店ではできない、新店舗だからこそできる一発勝負のやり方だと思う。(あとSDG's何それ?レベルの手法でもあるし)

 

とまあ、つらつらと書いてみました。

 

あと年末商戦と年始の帰省需要でかなり限界きてますけど頑張りますか。(節分もあるよ)

ちょっと早いですが皆さん良いお年を。