へんてこブログ

適当に書く予定

今年読んだ良かった本と記事

仕事忙しい時期に限っていつもやってない事やり出すのテスト勉強する時に部屋の片付けする学生時代からまるで成長してない。

 

という事で今年になって買って良かった本

 

森岡毅『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか? V字回復をもたらしたヒットの法則』(KADOKAWA)

もともとマーケティング戦略が研究分野だったので自分が入ってたゼミがUSJのケースを使ってゼミやってると知って買った本。

いかに大きなお金をかけずに客を最大限増やすかという戦略の数々はまさにマーケティングの手法そのもの。今のゼミ生これやってるの羨ましいなぁと思った。あと、この本は二部構成になってて前半はV字回復させるための戦略について語ってて後半はなぜそういうアイデアが浮かんだかをフレームワーク化させて語っている。革新的なアイデアというのはカリスマ的な人だけにできることじゃなくてフレームワークに沿ってやれば出来るというのがこの本で得た知識かなぁ。とりあえず久々に大学時代の感覚を取り戻したので個人的にはかなり印象良かった本になった。

 

日本経済新聞社関西スーパー争奪 ドキュメント 混迷の200日』日経BPマーケティング

言わずと知れたオーケーによる関西スーパーの買収提案の動乱を事細かく書いてある本。経済ドラマや小説読んでるような感覚になったけど現実で起きた日本では稀に見るどうなるか分からない株主総会

読み物としてはかなり興味深いけどそれと同時に小売に従事してる人は今回の事件で業界の厳しさや再編、生存競争を改めて認識したのではと思ってる。そういや今年に入って廃業するスーパーがちょくちょく出てきてるから少しでも経営戦略にミスが起きると大小関係なくスーパーは環境に翻弄されていくんだろうなぁと感じた。ほんと厳しいよね小売業界…次に食う食われるのは自分なのかもしれない。そんな事を思うようになった本。

 

良かったと思う記事

 

・“九州の覇者”コスモス薬品に、ウエルシアが真っ向勝負 ドラッグストア戦争の行方は?(IT mediaビジネスオンライン)

“九州の覇者”コスモス薬品に、ウエルシアが真っ向勝負 ドラッグストア戦争の行方は?:小売・流通アナリストの視点(1/4 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン

熾烈な競争をするドラッグストア業界を丁寧に説明している記事。中井氏の記事ってホントにハズレないんだよなぁ。コスモスの何がすごいって合併とかじゃなくて自力でここまで店舗増やしてきてる勢い。まだまだ成長市場のドラッグストア業界はこういう勢いあるところが情勢変えていくんだろうなぁと思った。

 

・スシローの悪質おとり広告に映る大企業病の端緒(東洋経済オンライン)

スシローの悪質おとり広告に映る大企業病の端緒 | 外食 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

急成長により大企業になったが故に組織再編成等が間に合っていなくて大企業病に陥ってるのがおとり広告につながっているという指摘。

そういやYahooニュースのオーサーコメントかなんかでおとり広告を消費者庁から指摘された時の対応が場当たり的で抜本的じゃないからまたやらかすと言ってたけど結局その通りになってたなぁと。と言うか回転寿司業界にとっては今年は厳しいことが多かったなぁとも。

 

・セブンDX敗戦(ダイヤモンドオンライン)

セブンDX敗戦 | ダイヤモンド・オンライン

セブンの内部資料を元になぜDXが失敗したのかを詳しく暴露した記事。まあDXが失敗したというよりかはDXを推し進めたとある人を排除するための内部政治が明らかになった感。あとからデロイトが勝手にイオンの情報を流して怒られたってのもびっくりしたが…

セブンは良い商品や考えが優れてたりするのだけどどうも社内政治や派閥争いが絶えない感じなのかなぁと。不安要素多いけど数字は堅い。ガバナンスだけ良ければ国内敵なしで最強なのになぁと。